請求書を送ったのに入金がない。
フリーランス・副業では誰でも一度はぶつかる問題です。
このページでは、未払い(入金遅れ)が起きたときの「連絡の順番」「目安の期限」「そのまま使える文面テンプレ」を、実務ベースで1つにまとめます。
※法的な助言ではなく、一般的な実務手順の整理です。
まず最初に確認すること(連絡前に5分チェック)
✅ 1. 入金予定日(支払サイト)を再確認
- 月末締め翌月末払い/翌々月払い など
- 「検収日」起点の支払いになっていないか
- 土日祝を挟んでいないか(翌営業日入金のケース)
✅ 2. 請求書の情報にミスがないか
- 宛名(会社名/部署名/担当者名)
- 請求番号・請求日
- 金額(税・源泉徴収の扱い含む)
- 口座情報(名義/番号/支店)
- PDFが開けるか、添付漏れがないか
✅ 3. 送付先・送付証跡が残っているか
- 送付メール(日時)/チャット送付ログ
- 取引先の請求ポータルにアップロードした場合は完了画面
✅ 4. 社内処理の遅れ要因がないか(よくある例)
- 担当者の異動・退職
- 経理の締め日を過ぎた
- 発注書/検収書/納品書の提出待ち
- 請求書の再発行が必要(宛名違い等)
未払い対応の基本方針(揉めないためのコツ)
- 最初は 「確認」 から入る(責めない)
- 連絡は 短く、事実だけ(日付・金額・請求番号)
- 期限は 段階的に強める(いきなり最終通告はしない)
- 電話は強いが、最終的には 文章(メール)で記録 を残す
対応の全体フロー(結論)
目安の流れはこれです。
- 入金予定日+1営業日:軽い確認(メール/チャット)
- 3営業日:再確認+入金予定日の提示依頼
- 5〜7営業日:経理/上長CC、支払い予定日の確約依頼
- 10〜14日:支払期限を区切って催告(書面に近いトーン)
- それ以上:内容証明・回収手段検討(専門家相談)
※取引先が大企業の場合、「支払日が固定(例:毎月●日)」で、数日ズレることもあるので、最初は落ち着いて確認でOKです。
ステップ別:連絡の順番・期限・やること
① 入金予定日+1営業日:まずは“確認”
目的: うっかり/処理遅れを早期に解消
手段: メール or チャット(短文)
コピペOK:確認メール(最初)
件名:入金状況のご確認(◯月分/請求番号:XXXX)
◯◯株式会社
◯◯様
お世話になっております。フリーランスの(あなたの名前)です。
◯月分の請求(請求番号:XXXX、金額:◯◯円、支払期日:YYYY/MM/DD)につきまして、入金状況をご確認いただけますでしょうか。
行き違いでしたら失礼いたしました。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
(署名)
② 3営業日:入金予定日を“具体化”してもらう
目的: いつ支払われるかを確定させる
ポイント: 「いつ入金予定か」だけ聞く
コピペOK:再確認メール(入金予定日確認)
件名:入金予定日のご確認(請求番号:XXXX)
◯◯株式会社
◯◯様
お世話になっております。(あなたの名前)です。
先日ご連絡いたしました◯月分の請求(請求番号:XXXX)につきまして、差し支えなければ入金予定日をご教示いただけますでしょうか。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
(署名)
③ 5〜7営業日:経理/上長CCで“社内処理”を前に進める
目的: 担当者止まりを防ぐ/経理ルートに乗せる
やること:
- メールCCに「経理」「上長(わかれば)」を入れる
- 添付で請求書PDFを再送
- 必要書類(納品書/検収書)有無を確認
コピペOK:経理CC版(再送+必要書類確認)
件名:【再送】請求書送付の件(◯月分/請求番号:XXXX)
◯◯株式会社
◯◯様(+経理ご担当者様)
お世話になっております。(あなたの名前)です。
◯月分の請求書(請求番号:XXXX、金額:◯◯円)につきまして、入金確認が取れておらず、念のため請求書を再送いたします。
あわせて、貴社側の処理に必要な書類(納品書・検収書など)がございましたらご教示いただけますでしょうか。
お手数をおかけしますが、入金予定日も併せてご確認いただけますと幸いです。
(請求書PDFを添付)
(署名)
④ 10〜14日:期限を区切って“催告”(少し強め)
目的: 支払いを「確定」させる
ポイント: 感情を入れず、事実+期限+依頼のみ
コピペOK:催告メール(期限設定)
件名:【重要】お支払いのお願い(請求番号:XXXX)
◯◯株式会社
◯◯様
お世話になっております。(あなたの名前)です。
◯月分の請求(請求番号:XXXX、金額:◯◯円)につきまして、現在入金の確認が取れておりません。
恐れ入りますが、YYYY/MM/DD(◯)までにお支払い手続きをお願いいたします。
すでにお手続き済みの場合は、振込日(または振込予定日)をご共有ください。
何卒よろしくお願いいたします。
(署名)
⑤ それ以上:書面レベルへ(専門家相談も検討)
目安: 2〜4週間以上遅延、または連絡が途絶える
この段階では「内容証明郵便」などの手段が選択肢になります。
金額が大きい/相手が応じない場合は、行政書士・弁護士等へ相談したほうが早いこともあります。
※ここから先は状況差が大きいので、まずは「契約書」「発注書」「メール履歴」「成果物納品の証跡」を揃えるのが先決です。
よくある原因と、切り返しテンプレ
ケース1:経理の締め処理に間に合っていない
返し: 次回の支払サイクル・日付を確認
コピペOK
差し支えなければ、貴社の次回支払日(入金予定日)をご教示いただけますでしょうか。
こちらでも確認の上、スケジュールを調整いたします。
ケース2:請求書の記載不備(宛名/税/口座など)
返し: 具体的にどこを直すべきか確認し、即再発行
コピペOK
ご確認ありがとうございます。修正が必要な箇所をご教示いただけますでしょうか。
確認でき次第、至急再発行の上お送りいたします。
ケース3:検収が終わっていないと言われた
返し: 検収対象・残タスク・完了条件を明文化する
コピペOK
承知しました。検収完了の条件(対象範囲・残対応・完了基準)を整理したく、
現時点での未完了項目をご共有いただけますでしょうか。
ケース4:担当者が不在/異動で止まっている
返し: 代替担当・経理へつなぐ
コピペOK
恐れ入ります。差し支えなければ、後任ご担当者様または経理ご担当者様をご教示いただけますでしょうか。
以後の連絡を適切に進めたく存じます。
記録として残すべきもの(回収力が上がる)
- 契約書/発注書/業務委託書
- 請求書(PDF)と送付履歴
- 納品物URL、納品メール、チャットログ
- 検収完了の証跡(メール等)
- 入金遅延のやり取り(日時つき)
まとめ:まずは“短く確認”→“期限を区切る”→“記録を残す”
未払い対応は、感情よりも 順番 が大事です。
最初は確認、次に予定日確定、最後に期限設定。
この3段階で、多くのケースは解決します。
必要なら、このページのテンプレを自分用に編集して使ってください。
(関連:検収メール例文まとめ/請求書に必ず入れる項目一覧)

